オタクが嫌い
オタクが嫌いだ。
私もいわゆるアニメオタクで声優の追っかけなのだが、オタクが嫌いだ。
オタクをやめたい。やめたくはないけどやめたい。楽しいけどやめたい。
でもやめたら死ぬと思う。趣味であり生きがいだからだ。
オタクは皆そう思っていると思うが、自分だけはまともなオタクだと思う。
だから私以外のオタクが嫌いだ。
具体的にどんなオタクが嫌いかというと、こんなオタクが嫌いだ。
中学校の頃の話である。
そのリア友は、めちゃくちゃイキった作文を書いた。
自分がオタクであることを誇りに思う、趣味に真っ直ぐむかえるオタクはかっこいい、みたいな作文だ。
もう、やばい。聞いてて寒気がした。やばい。
自分がオタクであることを恥じる必要はない。好きなものは好きでいい、それは分かる。
だがそれを公にする作文に書いて発表するのはイキリであり、「これを言える私かっこいい」というメッセージが込められている気がした。
なぜなら、オタクはオタクの間でしかオタク出来ず、パンピーやパリピの前でオタクを発揮しようものなら叩かれてしまうと恐れているからだ。
だからこそ、オタクを隠さないオタクはオタクの中で英雄になってしまう。
そういう「マイノリティ」はオタクにぶっ刺さる。
中学生なのだから仕方ない。おまえら全員中二病真っ盛りだもんな。
投票制で良い作文が選ばれるのだが、オタクが比較的多いうちの学年で、そいつの作文は優秀賞に選ばれてしまった。
1人5票の投票ができる権利があったが、私はそいつに1票もいれなかった。
なぜなら気持ち悪かったからだ。
そいつは私と仲が良いと思い込んでいるようで(思い返してみたが1度も遊びに行ったことなどない)「誰に入れた?」としつこく聞いてくる。
私は「ひみつー。」と答えた。
そいつの作文は選ばれた。私は意味がわからなかった。
学年で選ばれた5人の作文は、もう1度だけ学年の前で発表する機会があった。。そいつは、「やだー!オタクなのバレちゃう!人前で読みたくない!恥ずかしい😅」と言って回っていた。
「他学年に同担いるからさぁー、もしこれほかの学年にも聞かれてたらやばかったよ笑」
無理。
選ばれたことを自慢してるようにしか聞こえない。
やばい。
とまぁ、こんなオタクが嫌いなのである。
オタクやめたい。